病気はつづくよ、どこまでも
今日も1日が終わる。
私は膠原病のなかの全身性エリテマトーデスという病気をわずらっており、
まいにち飽きもせずに薬を食べながら仕事に励んでいる。
今は寛解状態(病気が静かにしてくれている状態)で、
落ち着いてはいるものの、病を背負っていることに変わりはない。
それでもまいにち、ふつうの暮らしを求め、
ふつうの人と同じように働き、ふつうの人と同じように笑おうとしている。
そんなふうに暮らしているおり、仲のよい友達が、
甲状腺機能亢進症と診断された。
どうもやるせない気持ちに陥り、そして、
少しだけ仲間意識を感じてしまった自分に腹が立った。
今はとにかく、彼女の不安を少しでも緩和できるよう、
そっと見守り、話を聞いてあげる役を果たしたいと思う。
甲状腺機能亢進症とはまるで違うけれど、
わたしのような膠原病などの難病をわずらっている人にしか、
見えない、わからない気持ちがある。力になれたら、と心から思う。
病気をわずらっているから、働く際に少しの怠惰さが許されるとか、
あの子は病気だから許されるのよ、とか……
そういうふうに言う心なき人もいるけれど、
そんなことは絶対に、言ってはいけないよ。
わたしたち患者も、病気をわずらっていることをひけらかして、
わたしは、こんなにかわいそうなんだから、
かわいそうなりの対応してよ、なんて、人に頼ってはいけない。
見えない病気をわずらっているわたしたちは、
ふつうの生活を生きるために、必死になっているということ。
少しだけでもいい。世の中のひとにわかってほしい。